歯科の治療は、一度きちんと治療したからもう安心・・・♪というわけでは、残念ながらありません。なぜなら!
人の歯には3ヶ月もしてくると、バイオフィルムというやっかいな細菌がすみついてしまいます。さらにやっかいなことに、日頃の歯みがきでは追い出すことができないたくましさなのです。
そこで登場!
歯科でおこなうPMTC。このゴム状の器具と特殊な薬とで手を組み、やっつけるのが、バイオフィルムの一番手っ取り早い退治法です。
生まれたばかりの赤ちゃんの口には、むし歯の悪玉菌「ミュータンス菌」は存在しません。1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月くらいをピークに、お母さんをはじめ、周囲の大人から唾液を通して感染してくるのです。
赤ちゃんがミュータンス菌に感染してしまったら?
フッ素の入った歯みがき剤で、1日2回、しっかり歯みがきする。
(歯をみがく目的は、歯の汚れをとるだけでなく、歯みがき剤の中の微量のフッ素を利用して、資質強化をおこなっていることを忘れないでください!)
1年に2回くらい、高濃度のフッ素を塗布する。
歯にとってもっとも悪い食べ物の一つは、アメです。子供に良かれと思って、つい小さなアメをあげるおじいちゃん、おばあちゃん、また近所の方々…。アメはいつまでも口の中に残り、歯を溶かし続けます。また、デザートは食事とセットにし、ダラダラ食べをしないよう注意しましょう!
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ミュータンス菌に感染してしまった場合、どうやったら菌が減るのですか?
ミュータンス菌を減らすのに、特別な努力はいりません!
むし歯がある人は、まずむし歯の治療を済ませます。次に紹介する方法で、ミュータンス菌を減らしましょう。
1.フッ素入りの歯みがき剤をつけて、朝晩の1日2回、歯みがきをする。
2.甘いものはだらだら食べずに、食事とセットにする。
3.食事と食事の間隔を、なるべく長くあける。
4.スポーツドリンクやジュースなどは食事中にとるようにし、食事以外の時間にとる飲み物は、お茶かお水にする。
5.1日2〜3回程度、食後にキシリトールガムをとる。
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