むし歯にならないために
むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌。この細菌は、砂糖が口の中に入ってくると、活発に働いて、歯垢を形成します。そして、歯垢の中で「酸」をつくります。むし歯は、この酸によって、歯が溶かされる病気です。
むし歯が発生するのは、「歯」と「歯垢」と「糖」がすべて揃ったとき。だから、むし歯を防ぐには、歯垢をきちんと除去し、甘いものを控えたりして、この3つの要因を揃えないようにすることが大切です。
チョコレート・キャラメル・あめ・ジュースなど砂糖を多く含む食べ物や飲み物はむし歯の発生に大きく関係しています。甘いものを食べるときは量ではなく食べる回数です。回数を減らし「食べたら磨く」習慣を身につけましょう。
虫歯の進行
むし歯で歯に穴があくと、その進行の度合いによってC1、C2、C3、C4に分類されています。むし歯はこの4段階にわけられます。
C1
歯の表面や溝が灰白色や黄褐色、黒褐色に変化しますエナメル質がおかされ、歯の表面に穴があきます。通常痛みはありません。
C2
穴の中に細菌が入り込み、むし歯は内部に進行します。象牙質に達すると、甘いものや冷たいものを食べたときに痛むことがあります。
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