シーラントってなあに?
歯の溝は深く、複雑な形態をしています。その為、歯ブラシでは取りきれないプラークが侵入して虫歯になることがあります。そこであらかじめ塞いでしまうのがシーラントです。シーラントにはフッ素除放性といって、徐々にフッ素を放出して、歯質を強くし、除菌する効果があります。
シーラントの適応は?
1.生えて間もない永久歯(6〜7歳頃、11〜13歳頃)
生えて間もない永久歯はまだ歯質が弱いので、虫歯になりやすくなっています。また、乳歯が永久歯に生えかわる時期は、ブラッシングが困難です。きちんと生えるまで1〜1年半かかるので、その間は他の歯よりも背丈が低く、歯ぐきが歯の一部を覆っているので、プラークの侵入を避けることが難しく、清掃も困難です。
2.乳歯の奥歯(2〜4歳頃)
虫歯になりにくい前歯がすでに虫歯の場合や、溝が深く、虫歯になりやすい形をしている場合。そして初期(Co)の虫歯です。
シーラントはあくまでも予防処置ですので、シーラントをしたからといってむし歯にならないということはありません。また、歯を削らずに詰めるため、はずれてしまう事もあります。正しいブラッシング法と定期検診を行いましょう。
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